Fさんは、途中でちょっと眠くなる時もありましたが
眠ってしまうことなく授業に参加できました。
前半は、身体の取り組みをしました。
肩甲骨周辺・手・足をゆっくりマッサージしました。
背中を少し浮かす動きもリラックスして受け止めていました。
はじまりの会では、「始まりの歌」を歌いかけると瞳を大きくして聴いていました。
名前呼びには、左の眉をしっかり動かして応えることができました。
音楽では、オペラ「ローエングリン」のあらすじを聴き、
第3幕の「前奏曲」と「祝婚の行進」の鑑賞をしました。
前奏曲が始まると、ダイナミックな演奏に瞳をパチパチさせて聴いていました。
「祝婚の行進」は、知っていたようでうっとりした表情で聴けました。
歌(「すてきな友達」「雨ふり水族館」)では、「すてきな友達」の曲が始まると
「知ってる!知ってる!」というように瞳を動かして
曲の終わりに「はー」と呼気がでました。
高校時代に学習したことを覚えていたようです。
国語では、iPadを使って「Pocket Pond]と「ラヂオえほん」の学習をしました。
「Pocket Pond]は、画面に触れると水の音がでるのですが、
Fさんは右手で画面に触れて水音が出ると、瞳を少し動かしてきれいな水音を聴いていました。
「ラヂオえほん」は、「小枝のマーシャ」と「リリーさんのおだんご」の2作から
Fさんに好きな方を選んでもらいました。
Fさんは、「小枝のマーシャ」を、瞳を動かし選びました。
1回目は話を聴き、2回目は途中で画面に触れて物語に参加しました。
右手の人差し指で、画面に上手にタッチすることができました。
サーカス小屋のこわがりライオンが火の輪っかをくぐらせるとこでは、
大きく指を動かさなければなりませんでしたが、
3回目に上手に動かし輪っかをくぐらせることができました。
もうすぐ七夕なので、「星と星座の伝説(夏)」より「たなばた物語」の読み聞かせをしました。穏やかな表情で話を聞くことができました。