Fさん、今日も新しいベッドでの、ベッドサイド授業です。
陽気が温かくなり、体調も良くずっと目覚めて授業に参加できました。 前半は、身体の取り組みをしました。
今日は左側の肩甲骨周辺から腕をマッサージして、指先もゆっくり伸ばしました。
温かくなったきたので、身体が指先まで温かかったです。
腕の可動域がいつもより大きく、ゆっくり動かすとリラックスしていました。
右側の上肢もマッサージしっかりしました。
下肢のマッサージでは、膝周辺も時間をかけてゆっくり緩めました。
足先が温かく、足の指先を伸ばすマッサージもしました。
背中に手を入れて身体を少し浮かせると、
ちょっと驚いたように目を大きくしましたが、
終わると気持ちよさそうにしていました はじまりの会では、「始まりの歌」が始まると、
瞳と眉を動かし始まりを感じ取っていました。
名前呼びには、眉を大きく動かして応えることができました。
今月の歌では、「どこかで春が」と「春へのあこがれ」のどちらがいいかを、
Fさんに決めてもらいました。
「春へのあこがれ」で瞳を動かして「こっちがいい」と応えてくれました。
歌いかけると、一緒に歌うように瞳を動かして活き活きした表情になりました。 もう一度歌いますか?」の問いかけに、眉を動かして応えたので、二度歌いました。
音楽では、クラシック音楽の鑑賞をしました。 喜歌劇「こうもり」の後編をしました。
簡単なあらすじを聴き、お話を思いだしてから鑑賞しました。
第2幕(その1)オルロフスキー「ワインの火のとばしりに」
第2幕(その2)ウェリッチ/ジーツィンスキー「ウィーンよ、ウィーンよ、お前はただ一人」、
オルロフスキー「充分たんのうしましたね」 第3幕アデーレ「田舎出の無邪気な娘をやる時は」の鑑賞をしました。
今回も、前回と同じように音楽が始まると明るい表情になりました。
今回は、アデーレの歌が特に気に入ったようで、
楽しそうな表情で目を大きくして聴いていました。
綺麗なソプラノの歌声が気に入ったようです。
ヨハン・シュトラウス「こうもり」は、Fさんのお気に入りの曲になったようです。
国語は、絵本 「かもさんおとおり」(英語も含む)の読み聞かせをしました。
英語の文を読み日本語訳を読みという形式で進めました。
かものマラードさんとマラードの奥さんは、巣を作る場所を探しています。
森の中や湖の中を探すのですが、なかなか安全な場所が見つかりません。
ボストンの街まで来ると疲れてしまいます が、公園に素敵な池がありその中に小さな島もある場所を見つけます。
小さな島に着くまでのかもの家族の冒険が描かれています。
道路の真ん中で大変な騒ぎになりおまわりさんのマイケルが登場する場面や、
パトカーが出てきて交通整理をしてくれて、
道路をかもの親子が行進する場面等では、眉を大きく動かしたり、
瞳を大きくしたりして、かもの冒険を楽しんで聴くことができました。
かもがピーナッツを食べるシーンも気にいたようで明るい表情になりました。